高橋優の「明日はきっといい日になる」の歌詞にモヤモヤ~とっておきの笑い話?「ダイハツCAST」CMソング
私が最近モヤモヤしているのはこの曲です。
(引用については→この曲のここが好きって言いたい ブログに歌詞を掲載しても違反じゃないのは「って引用」だ! - うたこの飽きるブログの記事を参考にさせて頂きました。)
くたびれた顔で 電車の中揺られている人を見た♪
勇気振り絞って 席を譲ってみた♪
「大丈夫です」と 怪訝そうに断られたそのあと♪
きまり悪そうに 一人分空いたまんまのシート♪まぁいっかと割り切れなければ♪
とっておきの笑い話にしよう♪
以上が出だしの歌詞です。
要約すると「電車で席を譲ろうとしたら遠慮された。クソッでもこれを鉄板ネタに笑い取りまくるで~」という意味になります。
しかしながら私は思います。
その話そんなに面白い?って
少なくとも私は面白いと思いません。そんな話聞かされても出るのはせいぜい愛想笑い程度です。電車で席を譲った俺っていい人やろと、遠回しにアピールしてるのかなと邪推さえしてしまいます。
しかし彼は「とっておきの笑い話」とまで言っているので、そこまで言うにはよほど彼はこのネタで大爆笑を取っているんでしょう。ミュージシャンは自分の体験から歌詞を書くことが多いらしいので、彼の実体験に基づく事実ではないかと私は想像します。
公共の電波に乗せて、また人から金を取って聞かせているCDやライブでここまで言い放っているんだから事実に違いないでしょう。
そこで私は彼が実際にこの「電車で席を譲ったら遠慮された話」で爆笑を取れている理由を、自分なりに仮説を立ててみました。
異常に笑いのレベルが低い人間に囲まれている。
うんこちゃあ~ん!
あなたはこれで笑えますか?私は笑えません。
しかし小学生低学年の児童なら大爆笑です。
そして信じられないことですが、世の中には大人になっても未だに、うんこちゃ~ん!で大爆笑するような笑いのレベルの低い人間が存在します。
もし高橋優がそのレベルの人間に囲まれているとしたら、彼が「電車~」の話で爆笑を取ることも不可能ではないかも知れません。
実際の所、普通に考えると高橋優は人気アーティストなので、周りの人間もそれなりに優秀な人間ばかりだろうから、レベルの低い人間に囲まれているとは考えにくいです。
よってこの説は却下です。
高橋優のトークがメチャクチャ上手い
世の中にはメチャクチャ喋りの上手い人がいます。
声が良いのか間が良いのか言葉選びが上手いのか、普通の出来事を喋ってるだけなのに、すごく面白く感じてついつい話に聞き入ってしまう、気が付けば話題の中心になっているような人です。
人志松本のすべらない話を見ていても、話の中の出来事はそこまで面白くないのに、やっぱりプロの芸人の話術で聞かされると、とても面白くて笑ってしまうこともしばしばです。
おもろい話やな~そや!このネタぱくったろ!と思って、あたかも自分の経験談かのように友達に話しても、クスリともさせられずに「そんな話より~」と途中で遮られ、せっかくのオチ(人の話ですが)まで聞いてもらえないなんて経験、私にはあります。
なので、もし高橋優がそんな喋りの達人ならば「電車~」の話で爆笑を取る可能性はあります。
実は私は毎週、高橋優のラジオを聞いています。特に好きな訳ではないのですが、たまたま土曜日の夕方に車に乗ってることが多く、付けっぱなしのラジオから流れる彼のトークを聞く機会がよくあるのです。
あくまで私の聞く高橋優のトークの印象は、可もなく不可もなく、面白くもなく面白くなくもなく、過剰な巻き舌とポジティブの押し売りが少し鼻に付く程度の毒にも薬にもならないものです。
少なくとも私は彼のラジオを数年に渡って聞き続けていますが、彼のトークで爆笑どころかクスッと笑ったことすらありません。
なのでこの説も却下です。
周りの人間が高橋優に気を遣って爆笑している
私の勤める会社の社長は悪い人間ではないのですが、口が悪くあまりデリカシーのある方ではありません。
先日など、ちょっと太ったパートのおばちゃん(55歳)に向かって「また太ったんちゃうんか?妊娠でもしたんか?あんたの旦那も元気やな~ワハハ!」という、たいして面白くない上に、おばちゃん本人だけでなく、その場にいない旦那さんをもディスる、セクハラとパワハラの合わせ技のような暴言をぶっ放しました。
言われたおばちゃんもワハハと笑い「そうなんよ~旦那が元気で体がもたへんのよ~」と言い返し、またそのやりとりを聞いていた他の人も同じようにワハハと笑っていました。
しかしながら、この暴言は社長だから許された暴言であって、私や他の平社員などが同じことを言ったら、ボコボコにされてしまうでしょう。人間社会では「何を言うか」ではなく「誰が言うか」が大事で、社長のような偉い人なら、少々常識のない発言をしても笑って済まされるどころか、大爆笑を持って受け入れられることも多々あります。
高橋優も今や大物アーテイストと言っても過言ではない立場だし、バックミュージシャンやその他スタッフの雇用している立場にあることも考えられます。
さすがにわが社の社長のような暴言を放つことはないとしても、多少面白くない、それこそ「電車で席を譲ったら遠慮された」ような話をしたとしても、雇用主に機嫌よく仕事をして貰うために、周りの人間が気を遣って大爆笑する可能性は十分にあります。
私はこの説が一番有力だと確信しました!
さいごに
私はこの話をついさっき妻に聞いてもらいました。
「特に面白い話とは思わんけど、そこまで憤慨するほどの事でもないじゃろ」というミもフタもない答えが返ってきました。
共感してもらえなくて納得がいかず、さらにしつこく三つの仮説とともに食い下がっていると
「あんたの明日はきっといい日にならんな」と呆れられてしまいました。
「電車で席譲ったら遠慮された話」面白いと思う人どこかにいませんか~?