株の短期売買で毎月10%を目指すブログ

3年前に株式投資を100万円で始めました。基本は一点集中で全額投入です。

職場に相応しい格好ってどんなんやろね

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我が社にはヌルハチ君というバイト生がいます。

ヌルハチ君が登場する記事はこちら↓

 そのヌルハチ君なのですが、なんと本日いきなり髪を金色に染めた上に、サイドを大きく刈り上げモヒカンのような髪形で仕事にやってきたのです。何でも彼は三代目Jソウルブラザーズに憧れていて、メンバーの誰かの髪形を真似たらしいのです。

「これいいっしょ」とコンサート会場で買ったTシャツを得意げに見せびらかす姿は、確かに可愛げはあるのですが、やっぱり私のような中年の価値観では、いくらバイト生だからと言って、職場に金髪で来るのはよくないように感じました。

ヌルハチ君がバイト生かどうかは外から見てる人には解らないので「あの会社は金髪の人間が働いてるのか」なんて思われて、お客さんに良くないイメージを与える可能性も十分あります。美容師やホストなら金髪でもおかしくないですが、我が社はごく普通の会社なので間違いなく違和感があります。

そう思って「ちょっと金髪はないんちゃうの?」と苦言を呈すると「仕事さえちゃんとやってたら格好なんて関係ないじゃん」と屁理屈と共に反論してくるのです。確かにヌルハチ君は人一倍頑張り屋で仕事はよくやってくれるけど、やっぱりそれとこれとは話が別です。

他の人間も「ヌルハチ君、それはないわ~」と私と同じような事を言うのですが、ヌルハチ君はグズグズと口答えを続け、そのやり取りを見ていたヨンピルさんがとうとう「仕事には仕事に相応しい格好があるじゃろ」とブチ切れてしまいました。

年長で発言力のあるヨンピルさんがブチ切れた事で、みんな「よくぞ言ってくれた」みたいな空気になってのですが、次に発した「何がJソウルブラザーズじゃ。チャラチャラしやがって下らんのじゃ」との言葉がキッカケで雰囲気が一転しました。

それまでヌルハチ君の金髪を咎めてた人間にも、主にパートのおばちゃんを中心としたJソウルブラザーズのファンが多数いたようで「Jソウルブラザーズが下らんとは何だ!」と、思ってもない所でまた別の揉め事が発生してしまったのです。

中にはツアーが始まるとパートを休んで、一緒に全国を回る追っかけをしているおばちゃんもいて「ヨンピル死ねや」と完全に戦闘態勢に入ってしまう始末なのです。

色んな人間の色んな思惑が問題をややこしくする

そもそもの揉め事の原因は、ヌルハチ君が金髪で仕事に来た事です。それに対して「仕事に相応しい格好しろ」はもっともな意見だと思われます。しかし「Jソウルブラザーズが下らん」という余計な一言が、より揉め事をややこしくしてしまったのです。

非難されるべきは「金髪で仕事に来る」であって「Jソウルブラザーズ」ではありません。パートさんを中心としたJソウルブラザーズファンからしたら、自分の好きなものを貶されてヨンピルさん憎さのあまり、元々は金髪を咎める立場だったのに、今ではすっかりヌルハチ君の肩を持つ始末です。

私は別にJソウルブラザーズを好きでも嫌いでもないですが、そのチンピラチックな風貌が好きではないと言えば好きではないし、妻や娘が追っかけをしてたら嫌だろうけど、これは別にJソウルに限った話ではなく、ジャニーズでもV系バンドでも嫌だから、また別の問題になりますね。

Jソウルは知名度も大きいので、好きな人間がいる反面、やっぱりあまり好きではない人間も一定数いて、金髪問題は別として「Jソウルブラザーズ?下らんやん」と、これまた余計な合いの手を入れてくる人間もいます。

恐らく週明けには「仕事に相応しい格好で来なさい」みたいな新たな規定が出来るような気がしますが、それはどこまで制限するようなものなんだろうか。「金髪」だけなんだろうか、それとも「JソウルブラザーズのTシャツ」も含まれるんだろうか。

もしTシャツも含まれるなら「Jソウルブラザーズ」がダメで「AKB」が良いなら不公平だろうから、全てのアーティストTシャツが禁止になるんだろうか。すると私が肉体労働がある時に着るメタルTシャツも当然禁止になります。

するとTシャツだけだと不公平だから、文房具や手提げカバンも対象になるんだろうか、キティーちゃんリラックマアンパンマンも全部禁止にしないと、必ず誰かが不平不満を言い出す筈です。ああ面倒臭い事になりそうですわ。

仕事に金髪で来たヌルハチ君も問題あるけど、人の好きなものを自分が嫌いだからって「下らん」とか否定したヨンピルさんは、もっと良くないと私は思います。お互い気持ちよく仕事するためには、もっと思いやりを持って行動したり言葉を選んだりすることが大切なのですが、いったん感情的になるとそれもままならない事です。

 

世界中の至る所でこんな下らん問題が起こっている

これは我が社のような田舎の小企業で起こってる下らん問題ですが、似たような事が日本中いや世界中で行われております。

私はこの場で議論するつもりはありませんが、豊洲市場の移転問題や沖縄の基地問題など、目指すゴールは誰の目にも明らかである事にもかかわらず、その過程で色んな立場の人間が、色んな思惑による色んな主義主張の元、色んな行動を起こすのでもう収集が付かなくなってるのが現実です。

世界に目を向ければ、アメリカ人なら誰もが望む筈の「アメリカファースト」も、トランプ大統領の発言や過去の行動などから、数々の非難と共にアメリカ人が一枚岩となる事を妨げております。

中東の宗教問題もヨーロッパのEU離脱問題も、みんなが幸せになる事を望んでいるだけなのに、プロセスの段階で我がの価値観のみを絶対視し、それに相反するものを敵視した上に攻撃の対象と考える事が、現代社会の負の連鎖を招いているように私は思えて仕方ないのです。

誰もがみんな思いやりに溢れる、そんな世界があるといいね

お互いがお互いを尊重し、思いやりを持って生きている。そんな世界がこの世に存在するのでしょうか?私の答えはYESです。そうそれはツタヤのAVコーナーの中にあります。

そこは最高のしこりネタを厳選するという唯一無二の絶対的目的に向かい、真剣に戦う紳士たちが集う戦場であると同時に、暗黙のルールが数多く存在するの大人の楽園なのです。

好みが違うからと言って、決してお互いを敵視する事なく「ロリコン」や「レイプ物」も犯罪だからと蔑視する事もなく、「スカトロ」や「獣姦」も気持ち悪いと迫害する事もなく、それは立派な性癖なんだと理解し尊重し合うのが、紳士の思いやりと言えるのです。

狭い通路でもお互いテリトリーを主張し合う事もなく、そこに厳選している者がいれば割り込んだり真隣に立ってプレッシャーを与えたりせず、譲り合いの精神を持って順番を待つのが紳士の作法なのです。

時には大声で騒ぐ若者の集団や「一回入ってみたかったの~」とか言いながら入ってくるカップルなどの不法侵入者もいますが、我々紳士から醸し出す雰囲気に圧倒され、程なくして出ていくような自浄作用も、しっかりと備わっております。

そんな紳士の世界も、AVのネット化が進む現在においては、猛スピードで絶滅へと加速しております。かくいう私もほとんどスマホでAVを見ているのですから「どの口がそんな事を言うんだ」と罵られても返す言葉がございません。

しかしながら私は思います。時代の波に押されてAVコーナーが絶滅してしまったとしても、私の中にはAVコーナーで培った「相手を尊重する思いやりの心」と言う名の無形文化財がしっかりと刻まれているに違いないと。

 

昔、板垣退助は言いました。

「板垣死すとも自由は死せず」と

今、ブタ山ブタ男は高らかに言います。

「AVコーナー死すとも紳士の心は死せず」

 

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